徳島で「カルメン」を観ました。オーケストラではなく、ピアノとバイオリンの伴奏でしたが、充分に楽しめました。オペラは総合芸術といわれ、音楽、舞踊、演劇、美術などの魅力が詰まっています。「やっぱりオペラはいいな」というのが率直な感想です。
京都での学生時代のことを思い出しました。20数年前にお亡くなりになりましたが、世界的に活躍されていた東敦子さんというプリマドンナが蝶々夫人を演じる公演を観ました。物語のすじは確かに悲劇的なのですが、何よりプリマドンナの圧倒的表現力に感動して、涙が止まりませんでした。ひとりで観に行っていたので気にすることもなく。
考えてみたら、当時学生料金で1.000円代のチケットでした。三本立て1.000円で見れる映画館もありました。今だと信じられないような値段です。当時はバブル絶頂期で、何か関係があるのかもしれません。
何かと敷居が高いと思われがちなクラッシクコンサートですが、日本でのオペラ公演は字幕も出るし、誰でも楽しめると思います。総合芸術だけにちょっと料金はお高めですが、一度足を運んでみるのはいかがでしょうか?