譜面めくり案件

練習の際、譜めくりをしなければならない時がたびたびあります。ピアノの場合は音符が多いので、めくる回数も多くなります。楽譜が全部頭の中に入った場合を除いて必須です。問題は、めくる時に音楽の流れが少し止まってしまうことです。学生の頃、これが嫌でいかに楽譜を早くめくるかを自分に課していました。隅っこを少し折って、切りのいいところで素早く!素早くし過ぎてべりっと破れてしまうこともしょっちゅうでした。これは負けです。

それから数多の時を経て登場したのが電子楽譜です。タブレットに「指で触れる」「ウインクする」「足でサインを送る」ことにより、どんどんめくってくれます。もうどこかで演奏する時に、めくる手間がないように楽譜のコピーをつなぎ合わせて持っていく必要もなくなりました。便利な世の中になりましたが、レッスン中に先生が譜めくりをしてくださる時の、いつもの練習の時と違う安心感は今懐かしく思い起こされます。